ウルシかぶれについて
漆かぶれは、ウルシ科の樹液に対する皮膚の過敏反応によって引き起こされます。以下に、漆かぶれの原因と対策、予防方法について詳しく説明します。尚、漆器（漆塗り）は、完全に乾燥硬化しているのでかぶれる心配はありません。
1．保湿: 炎症を抑えるために、保湿クリームやローションを塗布して患部を保湿することが重要です。
2．医師の診断と治療: 症状が重篤な場合や自己処置が効果を上げない場合は、専門の医師に相談し、適切な治療を受けることが必要です。
予防方法:
1．直接の接触を避ける: ウルシノキやツタウルシなどの樹木や、漆への直接的な接触を避けることが最も効果的です。皮手袋やバリアクリームを使用して、漆との接触を防ぐことが重要です。
2．注意深い取り扱い: 漆を使用する際は、十分な注意と手袋の着用、適切な取り扱いを心がけましょう。
3．予防措置の利用: 漆を扱う前に、皮膚を保護するバリアクリームや手袋を使用することで、漆かぶれのリスクを軽減することができます。
漆かぶれは個人の皮膚の過敏性によって異なるため、適切な予防措置を取ることが重要です。また、症状が重い場合は、専門の医師に相談することが大切です。
漆にかぶれるのは、その人の体質であり、防ぐ手立ては少ない。何度もかぶれると抵抗性もでる。特異質や敏感の人はかぶれやすくウルシまけといわれる。生桼の主成分ウルシオールによるアレルギー反応で、炎症をおこす。酸化するとき毒成分を出すためでもあり少量でもかぶれるし、樹の下を通っただけでもカブれる人がある。これを医師は漆・接触性皮膚炎という（とかく医療分野は難しくいう）。
予防は、ビニール製手袋を用いるか、手にオリーブ油や菜種油を塗る方法がある。潜伏期間は数時間及び数日間、水泡を生じ著しくカユミを覚える。かぶれたら、掻かないで安静にしていれば2週間ほどで治り痕もつかない。重症の場合は皮膚科で治療してもらう。今は抗ヒスタミン系を塗布してカユミを抑える。