木曽漆器
漆器の魅力
木曽漆器 は、日本の伝統工芸品の一つであり、数世紀にわたる歴史と職人の技術が息づいています。その歴史は古く独自の発展を遂げ、その美しいデザインと高度な工芸技術で知られています。彫漆/彫刻や独特の漆の塗り方(木曽堆朱等)によって、独自の魅力を持っています。
木曽漆器は、単なる装飾品にとどまらず、日本の食文化や生活様式にも深く根付いています。その耐久性と実用性は、日常の食器として長く愛されてきました。また、日本文化の象徴としても高い評価を受けています。日本の伝統的な工芸品でありながら、現代の生活にも調和しています。その美しさと実用性は、多くの人々に魅力を与えています。

漆郷平沢の古いの町並み:西山から東山方面の山里を見る:赤いトタン屋根が情緒で、平沢駅と中央西線・国道19号が見える。遥か東山の向こうは蛇石で有名な辰野町横川渓谷である。
木曽漆器について
長野県塩尻市及び木曽地方に由来する製法により生産される漆器。素地にはヒノキを主体に、カツラ、トチなどが多く利用される。豊富な木材と漆工に適した気候に恵まれて、特に平沢、福島では平沢漆器、福島漆器(木曽春慶)と称される漆器が、古くから盛んに制作されていた。平沢漆器は慶長年間(1596-1615)に始まり、承応年間(1652)には10数件の製造家があったといわれています。木曽平沢・漆工町
江戸時代に中山道の宿場町として栄えた木曽では、漆器は名物土産としてもてはやされた。奈良井宿では、藪原で始まり旅人の好評を博していた「お六櫛」に華やかな蒔絵を加飾して人気を得ました。
代表的な塗方【木曽春慶・木曽堆朱・塗り分け呂色】
昭和50年には、漆を摺り込み、木目の美しさを特徴とした木曽春慶、幾層もの漆によりまだら模様を表す木曽堆朱、加飾に彩漆を用いる塗分蠟色塗、の3技法が経済産業省伝統工芸品に指定、平成3年に制作用具や製品などの資料が、国の重要有形民俗文化財に指定、平成18年には塩尻市木曽平沢が、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
木曽谷日本遺産:古き良き日本の原風景

木曽漆器の樹立
風土が生み出す地場産
歴史は約四百年前に遡ります。地域は豊かな森林資源、優れた水質、適した気候に恵まれており、さらに堅牢な下地原料を備えています。技術面では、伝統的な手工芸の本質を重んじつつも、時代に合ったデザインの進化を遂げてきました。これらの取り組みが認められ、重要な漆工の拠点として指定されました。また、第一次伝統的産業指定産地としても認定され、全国漆器展では数々の最優秀賞を受賞し、その評価を高めています。将来も、この特性を活かし、伝統的美術工芸の声価を高めるために、地域全体で努力を続けてまいります。
特徴
1.木材の調達
- 木曽五木をはじめとする千古の良材をはじめ、木曽漆器の素材には木が使われます。寒冷な気候が木曽地方に分布する木々に影響を与え、木材の生育や質に変化をもたらします。適した木材が手に入りやすい環境が、木曽漆器の製作に適していると言えます。
- ちなみに木曽五木は「あさひねこ」と覚えます。あ:アスナロ・さ:サワラ・ひ:ヒノキ・ね:ネズコ・こ:コウヤマキ
2.漆器制作に適した気候:乾燥環境
- 木曽地方は標高が高く、夏は涼しく冬季は積雪があり、漆には適度な高湿度。この気候条件が木曽漆器の製作に影響を与えています。また、町中を流れる信濃川水系の奈良井川もこの空中湿度と関係しています。
- 木曽谷は、漆の乾燥に適した環境で、一般的に寒冷気温と空中湿度の高い地域(漆に適した湿度)です。これは、漆が乾燥硬化(化学反応)するプロセスに、空中湿度から水分を吸収して硬化する性質があるからです。
- <漆硬化の化学反応>:一般的な水分蒸散による乾燥ではなく、漆に含まれる酵素である「ラッカーゼ」は、特定の温度と湿度下(空中湿度)で活性化され、周囲の酸素と反応することで、漆が液体から固体へと変化します。
3. 錆土の発見
- 明治時代、奈良井川流域で漆と混ぜることでとても堅固な下地となる、錆土が発見されたことで、木曽漆器は地元の素材を用いて、輪島漆器等に匹敵する耐久性のある漆器を製造することが可能になりました。
- 地元で産出される「錆土」(さびつち)は、漆と混ぜることで「刃もたたぬ」と評されるほどの堅固な素材であり、その特性を活かして、実用的で丈夫な日用漆器から、高度な技術が込められた高級漆器まで、さまざまな種類の製品が生産されています。
4.伝統と技術の継承
- 木曽地方の気候は、地域社会のライフスタイルや職人の伝統を形成しました。寒冷な気候が一部漆器製作において重要な要素であるため、この地域での技術と知識は代々受け継がれています。
これらの地域の気候条件や伝統的な技術が組み合わさり、美しくて丈夫な漆器として知られています。気候が製品に影響を与える一方で、それに対応する独自の技術や工程が発展してきたと言えます。
漆工町木曽平沢の雪景色
木曽平沢の気候が木曽漆器を樹立した。
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