漆の和歌 「夫木和歌抄」(ふぼくわかしょう) 時雨にやもみぢせしめの漆の木 山風にはぐるうるしのもみぢかな 外の木をまかせる漆もみぢかな 桜より吉野はうるしもみぢかな 楓さへまけんうるしの紅葉かな 山うるしかかれて早きもみぢかな 日盛りやこの辺すべてうるしの木 暑き日や立よる陰もうるしの木