鞠子宿 鞠子の樹

鞠子の樹・氣勢を読む オリジナルブランド開門

黒は、沈黙。
月虚空にありて一語を発せず、響をたてずに開く花。

派手な色はない。けれど、そこには樹の命が動く氣勢がある。 私はただ、その「気勢」を読み取り、黒の中に置き去りにしただけだ。

 



広重師の原典より翻案「駿河三景・鞠子の樹」

かつて東海道を歩いた旅人たちが、その樹の下を通る時、どんな思いで故郷を振り返り、あるいは先を急いだのか、心に焼き付けたであろう剥(む)き出しの生命感、葛藤、惜別、慕情。
その「氣勢」は、現代の「名木百選」という枠にも収まりきらない、「樹のゆらぎ」となって、そこに在りました。

私たちは、初代からの秘蔵、「足付膳」や「飾り桶」のなかに静かに眠っていたその息吹を、もう一度呼び覚ましたいと考えました。

古き良き時代の静寂(しじま)と、現代の精緻な技術。
その二つを重ね合わせ、長い眠りについていた「鞠子の樹」を、今ここに呼び戻します。

 



境界を排した「剥(む)き出し(ネイキッド)」の対峙

ネイキッド・ブラック--剥き出しの黒

漆金彩写しによって現れるのは、余計な光沢を削ぎ落とし、光を呑み込むような「剥き出しの漆黒」です。

沈黙の夜に浮かぶ、駿河三景・鞠子宿の静寂(しじま)。 金彩の煌めきと、猩々緋(しょうじょうひ)の熱量。 そこに宿る「樹のゆらぎ」の氣勢を読み取り、ただ静かに嗜む。

保護ガラスという境界線をなくし、 光と影が直接この黒を叩くとき、眠っていた『氣勢』が、静かに立ち上がります。



 

本日、©鞠子の樹の開門

 

鞠子宿 鞠子の樹

 

鞠子宿 鞠子の樹

 

本作は「駿河三景・鞠子の樹」と、その背景を記した「心象図説」のセット品です。

一語を発せぬ黒の深淵、その詳細は以下より。

→ [ 鞠子の樹の詳細をみる ]

→ [ コレクション「鞠子の樹」を求める ]

 

©鞠子の樹|Arborist Office|Naked Black 

 

Back to blog

Leave a comment

Please note, comments need to be approved before they are published.